背面のふいごで空気を送ってリードを鳴らす方式のハルモニウム。19世紀半ばに移動可能オルガンとしてフランスで発明され、インド音楽演奏に合うよう独自の発展を遂げたものとされています。本機は3オクターブ(37鍵)の中型ハルモニウム…弾く時は上蓋を開け本体を引っ張り出して両サイドの金具でロック。持ち運ぶ時はロック解除してトランクケースのように収納、可搬性に優れたハルモニウムです。
1鍵にオクターブ2リード、空気量調整ストップ3(上オクターブリード用&基準音リード用×2)、ドローンストップ3(A#,C,C#)、トレモロ出力用ストップなど合計7つのストップを装備しています。バングラディッシュ製。
※ストップ:前面の出し入れできるレバーのこと。空気量調整ストップを引き出すことで演奏可能となります(ドローンストップは左から3番目の空気量調整ストップを引き出すことで出力可能となります)。
・鍵盤数:37鍵(C〜C)
・7ストップ:
空気量調整ストップ×2(ノブシルバー/左から1[上オクターブリード用],3&5[基準音リード用音量])、ドローンストップ×3(ノブゴールド/左から2[A#],4[C],6[C#])、トレモロストップ(ノブシルバー/左から7)
※上オクターブリードの空気量調整ストップのみ出していても強く空気を送ることで基準音リード音が鳴ってしまう場合があります。これはC#ドローンストップを出すことで回避できます(ドローンは基準音リードストップを出すことで発音しますのでこの場合上オクターブリードストップのみ発音します)。
※基準音リードの空気量調整ストップのみ出していても強く空気を送ることで上オクターブリード音が鳴ってしまう場合があります。
※ドローン:ベースとなる持続音。インド音楽は一つのKey(調性)で演奏することが多く、その際に基準となるルートを持続音として使用します。本機では基準音リードストップを一緒に出すことで発音します。
※トレモロ効果は上オクターブリードに作用します。トレモロストップのみ引き出して演奏した場合に、より効果を実感できます(動画参照)。空気量によってはトレモロがかからないこともあります。
・サイズ(ふいご閉じた状態):570mm(W)×402mm(D)×250mm(H)
・トランクケース(収納した状態)サイズ:570mm(W)×402mm(D)×180mm(H)
・本体重量(蓋含む):約9.6kg
付属品●蓋
※ふいごは左右どちらからでも操作可能です。
※本体を下ケースに収納する際は、ふいごを閉じてストップバーを戻してから行ってください(動画参照)。ふいごを開いたまま、またストップバーを出したまま両サイドのロックを外すと破損の原因となります。
※ふいごで必要以上に空気を送りますとふいごが破れてしまうことがありますのでご注意ください(空気が充分になりますとふいごを押せなくなります)。
※ふいごは紙製ですので水に濡れないよう注意して保管ください。
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