※鍵盤アクションを小さく(浅く)する、また
白鍵両サイドを面取り滑らかにすることでグリッサンドや指を滑らせる奏法などをやり易くしました(2020.10.10)
背面のふいごで空気を送ってリードを鳴らす方式のハルモニウム。19世紀半ばに移動可能オルガンとしてフランスで発明され、インド音楽演奏に合うよう独自の発展を遂げたものとされています。本機は最もポピュラーなスタンダードタイプ。
1鍵にオクターブ2リード、空気量調整ストップ3(上オクターブリード用1/基準音リード用2)、ドローンストップ3(C#,F#,A#)、トレモロ出力できるスペシャルなストップなど合計7つのストップを装備しています。インド製。
※ストップ:前面の出し入れできるレバーのこと。空気量調整ストップを引き出すことで演奏可能となります(ドローンストップは空気量調整ストップ2・4を引き出すことで出力可能となります)。
・鍵盤数:39鍵(C〜D)
・7ストップ:
空気量調整ストップ×3(ノブ大/左から1[上オクターブリード用],2[基準音リード用音量大],4[基準音リード用音量小])、ドローンストップ×3(ノブ小/左から3[C#],5[F#]、ノブ大/左から7[A#])、トレモロストップ(ノブ大/左から6)※片方リードの空気量調整ストップのみ出していても強く空気を送ることで、もう一方のリード音が鳴ってしまう場合があります。
※ドローン:ベースとなる持続音。インド音楽は一つのKey(調性)で演奏することが多く、その際に基準となるルートを持続音として使用します。
※トレモロ効果は、トレモロストップのみ引き出して演奏します(動画参照)。
※本体を天地逆に置いたり右に傾けたりしますとトレモロ効果用の空気弁が開いたままになり機能しなくなります。その際は本体を左に90度以上傾けることで弁が戻りトレモロがかかるようになります。→
写真・トーン調整スライド:鍵盤の上部にあるスライド式カバーは開くことでハイトーンな明るい音、閉めることで高域を抑えたソフトな出音となります(動画参照)。
・サイズ(蓋含む/ふいご閉じた状態):585mm(W)×310mm(D)×260mm(H)
・本体重量(蓋含む):約9.1kg
付属品●蓋
●
キャリングケース※上部蓋は前部を上げスライドさせて外してください。無理に外そうとすると破損しますのでご注意ください(動画参照)。
※ふいごで必要以上に空気を送りますとふいごが破れてしまうことがありますのでご注意ください(空気が充分になりますとふいごを押せなくなります)。
※ふいごは紙製ですので水に濡れないよう注意して保管ください。
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