背面のふいごで空気を送ってリードを鳴らす方式のハルモニウム。19世紀半ばに移動可能オルガンとしてフランスで発明され、インド音楽演奏に合うよう独自の発展を遂げたものとされています。本機は最もポピュラーなスタンダードタイプ。1鍵にオクターブ2リード、空気量調整ストップ4(上オクターブリード用2/基準音リード用2)、ドローンストップ4(C#,D#,G#,A#)、トレモロ出力できるスペシャルなストップなど合計9つのストップ、またオクターブ上の鍵盤を同時に操作できるオクターブレバーを装備しています。ふいごは左右どちらからでも操作可能。インド製。
※ストップ:前面の出し入れできるレバーのこと。空気量調整ストップを引き出すことで演奏可能となります(ドローンストップは空気量調整ストップ3か5を引き出すことで出力可能となります)。
・鍵盤数:42鍵(C〜F)
・9ストップ:
空気量調整ストップ×4(ノブ大/左から1[上オクターブリード用音量大],3[基準音リード用音量大],5[基準音リード用音量小],9上オクターブリード用音量小])、ドローンストップ×4(ノブ小/左から2[C#],4[D#],6[G#],8[A#])、トレモロストップ(ノブ大/左から7)※ドローン:ベースとなる持続音。インド音楽は一つのKey(調性)で演奏することが多く、その際に基準となるルートを持続音として使用します。
※トレモロ効果は、トレモロストップのみ引き出して演奏します(動画参照)。
※本体を天地逆に置いたり右に傾けたりしますとトレモロ効果用の空気弁が開いたままになり機能しなくなります。その際は本体を左に90度以上傾けることで弁が戻りトレモロがかかるようになります。→
写真・
オクターブレバー:C1〜F3鍵盤はオクターブ上の鍵盤を同時に操作できるようになります(動画参照)。
・サイズ(蓋含む/ふいご閉じた状態):595mm(W)×320mm(D)×280mm(H)
・本体重量(蓋含む):約9.9kg
付属品●
蓋(カギ付[右回しで開きます])
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キャリングケース※上部蓋は前部を上げスライドさせて外してください。無理に外そうとすると破損しますのでご注意ください(動画参照)。
※ふいごで必要以上に空気を送りますとふいごが破れてしまうことがありますのでご注意ください(空気が充分になりますとふいごを押せなくなります)。
※ふいごは紙製ですので水に濡れないよう注意して保管ください。
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